470級セール開発秘話-メイドインジャパン編

投稿者: | 2016/08/12

超音波ブレードカッターで切り出したパネルは、ここからの工程で全て人の手でパネルをつなぎ合わせ、ミシンで縫い合わせて、パーツをアッセンブリしていきます。自然な翼型の膨らみを持たせるため、それぞれのパネルの外縁は、直線ではなくごくわずかな曲線を描いており、はぎ合わせや縫い合わせの緻密な作業で寸分のずれなくスムースに仕上げるには、人の手が必要となります。

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細心の注意を払いながら、パネルをシームにはぎ合わせていく

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リーチテープの縫い付け作業

ノースセールでは熟練のセール作りのスペシャリストがいつも同じハイクオリティのセールをセーラーの手に届けるために、全神経を集中させてセールを組み上げて行きます。

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その幾多の工程で、細心の注意を払い、ユーザーの目線で見つめながら完成された均一性の高いセールには、厳しい認定条件をクリアした当ロフトで作られた証となるIHCのスタンプ、470クラス協会のステッカーの他、MADE IN JAPANのタグがラフのタック近くに施される。そのタグはわれわれのプライドとクオリティーの高さの証でもあり、セーラーにとっては信頼をおける証。このロフトで誕生したセールは国内のみならず、世界各国のセーラーの手にも渡っていきます。

ノースセール・ジャパンが作り出す、高品質なセールは、470セールのクオリティの高さが実証しているように、ノースセール内でも一目おかれており、この春からすでに世界中のノースセールロフトに世界選手権を幾度となく席巻したノースセール・ジャパンメイドの420クラスセールが供給されていくことになりました。