皆様、TBSの朝の番組でちらっと見えた2ボートシステムの映像からもお気づきだったかもしれませんが、当社では2ボートシステムを、当社のセール開発だけでなく、他艇種のスピードトレーニングやチューニングのツールとして活用しています。
6月の半ば、梅雨の間の晴れ間に、Rio五輪49erFX代表の宮川/高野組（和歌山セーリング連盟）とセーリングパートナーとして波多江/板倉組（豊田自動織機）が葉山沖でスピードトレーニング、およびチューニングセットアップのテストを行い弊社のスタッフがチェック、コーチングいたしました。 コーチボートがテスト艇の後から、セールの形状をチェックし、2ボートシステムのリアルタイムでの数値評価の結果をふまえ、リグチューン、各コントロールのセッティングのパラメーターを変化させながら、スピードトレーニングを行いました。またテスト後スピードトレーニングの数値評価とセール形状のチェック、選手のフィーリングを突きあわせ、有意義なミーティングができました。
このシステムは今後東京オリンピックに向けて、実際のレース海面におけるスピードトレーニングの強力なツールになりうると思います。
艇速のあるスキフボートのテストでしたので、葉山沖からあっという間にシーボニア沖までと、相模湾を存分に使ってのトレーニングができました。両チームの選手の皆様お疲れ様でした。
Rio五輪での宮川/高野両選手の活躍を期待しています。