2016年OP級世界選手権レポート

投稿者: | 2016/07/14

IMG_56816月25日から7月3日にかけてポルトガル、VilamouraにてOP級世界選手権が開催されました。15歳以下の世界チャンピオンを決めるこの大会、参加艇数は世界中から各国の予選を勝ち抜いた全255艇、近年ワンデザインクラスの世界選手権ではこのクラスの大会が最多のエントリーではないでしょうか。

 

 

日本からのエントリーは国内最終選考会を勝ち抜いた次の5人でした。IMG_5474
菅澤 龍佑(江の島ヨットクラブジュニア)R4使用
内貴航路朗(横浜市民ヨットハーバージュニアヨットクラブ)R4使用
抜井 理沙(兵庫ジュニア海洋クラブ)
前田 海陽(広島県セーリング連盟ジュニアクラブ)R4使用
服部 陸太(江の島ヨットクラブジュニア)R2使用

同時期に開催されていた470級ジュニア世界選手権では日本人チームが見事優勝、さらに3位を獲得しました。優勝艇のスキッパー岡田圭樹選手はP5を使用し2010年OP級世界選手権で日本人過去最高の3位を獲得した選手です。3位になった艇のスキッパーはユース世代の登竜門、昨年の420世界選手権で見事日本人として初優勝を飾った高山大地選手(ジュニア時代はP6使用)です。私たちノースセールジャパンはジュニア、ユース、シニアそれぞれの世代の選手たちに寄り添い共に頂点を目指してきました。

大会中盤予選シリーズが終わる頃、470級のこんな素晴らしいニュースが選手たちの耳に飛び込んできました。先輩の素晴らしい背中を見せつけられて選手たちも発奮していました。軽風シリーズとなり小柄な選手が活躍する中、大柄な選手が多い日本チームにとって苦しいゲームが続いていました。IMG_5526決勝に入って、ゴールドフリートで戦うノースR4を使用した菅澤龍佑選手は風速が14ノットまで上がった第8レースで5位を獲得します。翌日の第9レースではトップフィニッシュを飾りボートスピードの優位性とこれまでのトレーニングの成果を証明しました。ポルトガルの海に爪痕を残す事ができ総合18位入賞でメダルを獲得しました。(最終成績表)本人は上位入賞、願わくば優勝を目標に今大会に挑んでいたので悔しかったに違いありませんが、次の目標に向けてこれまで同様全力で進んでいってほしいと思います。日本から参加した他の4名も次のステップに進んでいくことでしょう。ノースセールジャパンはこれからもステップアップしていく選手たちに寄り添い共に頂点を目指し続けます

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