2014年12月27日から30日にかけて佐賀 県唐津ヨットハーバーにて420級全日本選手権が開催されました。
軽風シリーズとなった今大会は熾烈を極め最終レースまで優勝争いはもつれこみました。
最終レースを終えた時点で3艇が同点（10点）で並びタイを解いた結果、チャンピオンには柳が崎セーリングクラブを所属に活動する加藤／吉永組、準優勝オリンピア夫妻の吉田（ベネッセHD）／吉田（スリーボンドHD）組、3位は日経大所属の磯崎／津留組となりました。加藤さん、吉永さんおめでとうございます!!
今年からインターハイと国体で採用が決定し、世界選手権も日本で開催される420クラスですがユース世代のチームが多く参加し今大会の参加数は75艇にも膨れ上がりました。注目の中、高校生トップに輝いたのは総合4位の高山／中野組（星林高）、女子優勝は総合5位の田中／高野組（関西大第一高）となりました。この2チームは先日和歌山で行われた470級ナショナルチーム選考レースにも参加しておりこれまでの取り組みが反映される結果となりました。世界選手権での活躍が楽しみなチームです。
上位入賞された全チームを初め多くのチームが弊社420レーシングセールをチョイスしそのパフォーマンスを発揮するために日々試行錯誤を繰り返されていると思います。現行のM9メインセール、J12ジブセール、S01、S05スピンは世界選手権でも上位を独占しその性能は証明されています。しかし、私たちは現状に甘えることなく現行のセールについて日々、様々な角度から検証とテストを繰り返しています。
今大会では更なるパフォーマンスの向上を目指して作成したテストセールを吉田、吉田組が使用しました。クルーウェイトが合計で135キロを超える今大会で一番の重量級チームでしたが軽風のレースでも遜色なく戦うことができ、中風域では素晴らしいパフォーマンスを発揮することができました。更に検討と改良を加えなるべく早い時期に次のデザインを発表し皆様にお届けできたら良いなと考えています。