ノースセール・ジャパンは昨年のソニックブレードカッターの導入に続き、従来機のレーザーカッティングのリニューアルに取り組んでいます。
まず、横浜ロフトに統合されて以来15年の長きに渡って使用されたバキュームテーブルの交換。 今回は、テーブルの変形を極小にするため、50mm厚のアルミハニカムテーブルを採用。 このテーブルは宇宙開発設備のアルミ加工を行う日本メーカーのオーダーメイド品です。 とても精度が高いため、2.4m長のテーブルを8枚並べても寸法誤差や歪みは皆無でした。
組み上げられた長さ約19m、幅約1.5mのテーブル表面には吸着用の孔が約46000個空いており、バキュームファンにより、セールをテーブルにしっかりと吸着させることができます。 このアルミハニカムパネルは平面度が±0.05mm/m程度と非常に高いため、吸着するセールクロスの変形がほぼありません。
このようにテーブルを限りなく精度の高い平面に設置することにより、セールクロスをよりフラットに置く事ができ、寸法誤差、ひずみをなくし、セールクロスのパネル加工精度を更にあげることができました。 つまり、パネルを繋ぎ合わせても完成寸法精度が高くなり、よりデザイナーやセーラーの望むセールシェープが展開できるようになります。
ノースセール・ジャパンは常に進化を続けるセールメーカーとして最高品質のセールをお届けします。